詩人:右色
僕はみんなが好きなのじゃなくてね誰かを嫌う自分自身が嫌いなんだそうなんだ何度やってもどこまで行こうと掬えるのは砂粒みたいな自己愛だけ確かに自分を嫌う人間は不幸なのかもしれないしかしね自分を嫌うことが出来ない惨めさは決してその不幸に見劣りするものではないよ自分を嫌えない全てを正当化する論理展開(ロジカル・サーキット)たぶんまだしばらくは僕はこの砂漠を周り続けるのだろう