詩人:紙一重
本当の仲間がいなくて
どちらとも話せるから
どちらとも仲良くしようとして
結局は
どちらからも嫌われちゃう
本当はみんなと仲良くなりたいという
強烈な欲求があっただけなのに
確固とした立場があって
変わらない仲間が最初から傍にいる
動物や鳥は
こうもりの気持ちなんか
わからない
足場が不安定で
いつも孤独を抱えているこうもりは
また一人ぼっち
涙を拭いて
また新しい仲間を探しに行ったのだろうか
真の安らぎを求めて
いくら飛べばたどりつけるのだろうか
2013/07/07 (Sun)