詩人:大示
誰もいない遊園地夜空を飛び回るジェットコースターからはもう、絶叫は聞こえない誰もいない遊園地片隅に佇む巨人のティーカップは小さな子犬の大きな揺りかご誰もいない遊園地くるくるまわる馬の群れは広い草原を駆ける夢を見ている仄かに光る夢の跡は夜を覗きはじめた朝陽と共に昇っていく