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さみだれの部屋  〜 「銀河鉄道」への投 票 〜

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[172642] 銀河鉄道

詩人:さみだれ

彼はひとりきり
凍りついた涙を温める術を知らず
彼女を待っていた
空き缶の溢れたゴミ箱
穴の空いたベンチ
外灯に集る虫が夜をさらに暗くする
星のない空を銀河鉄道は走れない
それでも彼は信じた
ただひとりきり
暗がりの向こうに広がる星の光は
彼にだけ見えていた

2011/12/09 (Fri)
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