詩人:甘味亭 真朱麻呂
見えない未来の不安に狼狽えている自分 思わず耳を塞ぎたくなる 知られざる現実の厳しさと冷ややかさ 僕らはきっと 見えないからこそ怯える 見えているのならきっとそれ程怯えはしない 見えない未来に抱えている 誰もが持つ不安感と 言い知れぬ孤独感が僕を暗闇のどん底に突き落としていく すべてそれのせいにして 無関係な誰かを 大切な誰かを 傷つけてしまう 気づけば本当に孤独になってしまっていた 胸には微かに残る 君の名残と不安の影。