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[154651] らしさ、しかない。結局

詩人:剛田奇作

親には死んだらいいと

友達には消えろと

配偶者には飯炊き女と

子供にはクソババアと


思われてるかもしれない
自分


実際聞いた事はないけど

どこかでは思われてる、かもしれないのだ


どんなに必死になっても他人の心は読めない


もしそれらが事実でも


怨むことも

妬むことも

騒ぐことも

嘆くことも

もう、しないだろう


だって仕方ないから

私は 私、だから


大根がメロンになれないのと同じ


私は 私で
生きるしかないから


メロンは諦めて


美味しいおでんを目指すしか道はないのだ


もし私のせいで

誰かが不幸になったら


その倍の人を幸せにするしかない


罪を犯さないで生きることを望むより


たくさん幸せを作る事をめざそう


きっと神様だって許してくれるだろう




2010/03/29 (Mon)
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