詩人:ワタナー
今夜棘の風に
体を擦り切られる
ゆるり街灯の
隅に座る子犬
じっとあたしを羨ましそうに見つめてる
lu lu lu
逃げられない罪なんだよ
あたしらに課せられたのは
背を向けたとき
罰が待っているのさ
そうさ愛なんてないのさ
あるのは憎しみだけ
与えた愛なんて
忘れ去られるものなのさ
love no mime
昨日の真実なんて
今の嘘になる
信じられる人なんて
いないほうが幸せなんだよ
今夜も風の棘が
あたしの体を擦り切ってゆく
傷だらけの体
ひきずりながら
愛のない街を一人歩く
2007/01/11 (Thu)