詩人:夢人
俺の目に映るもの
それが幸せに見えたら
どんなにいいだろうと思った
幸せになる手伝いをして
他の人が幸せになったら
少しだけその幸せを分けてもらって
俺が少しだけ幸せになる
それが夢
分かってる。
叶わないと。
俺が力になりたいと思う人は
きっと俺の力じゃ助けられない人だろうと。
救い上げようとしても
掬い上げようとしても
きっとこの指の間から零れ落ちるだろうと。
でも
俺は明日も掬いたいと思っています
そしていつか
手の平に一握の砂が残りますように
2004/12/13 (Mon)