ホーム > 詩人の部屋 > カクレクマノミの部屋 > 一寸先の現実妄想 > 投票

カクレクマノミの部屋  〜 「一寸先の現実妄想」への投 票 〜


[185054] 一寸先の現実妄想

詩人:カクレクマノミ

日々の連鎖に終止符を打った
常識は積み上げた砂山のよう
普通は自分で打った出る杭の残骸

揺らぎの先に見えた平穏を探して
僕は迷うふり

迷っていないと知っているのは僕だけ
空想の秘密が力を持っているとは思いもよらない

偶然の出来事に翻弄される日々
違った解釈のリアリズムと大衆文化
あんまり意味が無いんだ
一番の疑問は存在

僕の状況も空想の範疇
次はどれを描く
次は何を思う

凡庸な奇跡の横に寝転ぶ僕は
貴方から見れば価値の無い者

その価値すら危うい基準だと知る者はあまりいない
被害者面を剥ぐことができれば見せられる

物語も日常も加速する
勿体ないなと思いつつ

絵空事をぶら下げた僕は眠る

2014/05/23 (Fri)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -