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[86690] I'm sick

詩人:

まだまだ青かった地球も
静かに老いていきながら
傲慢と欲望で溶かされて
やがて終末を迎えるとか


―機械人間―
僕はそこに在るはずの現実を叫び
言葉
文章に
ただ小さく「はい」とうなずいた
支配された瞳からは錆びた涙が流れるだけで


黒い炎で一気に焼かれたら死んでしまうだろ?

だから43℃のお湯の中で我慢しながら生きていくさ

そのユルイ坂の途中
頂きに餌を抱えて貴女の姿

望んだことは言わないで消えたんだ


僕に穴をあけてください
何か鋭利な物でいい

僕が幸せで満たされる前に
憎しみが溢れてこぼれない内に
君を求め続けるように
誰かを傷つけぬように



I'm sick
孕んだもの



開放される 個 の恐怖を感じながらゆっくりと 逃避する心 を停止させた



I'm sick
末期だね



僕が失われたらキミの顔見れなくなっちゃうから

君が侵されていく前で黙ったままの僕1人
それを遠くから見ている第2の僕1人

人形になったお前
それ欲しがる僕は子供かな


最初からだね
何も無いのは

吹き荒れる風の中で
在るはずの無い現実を叫ぶ


僕の流れる記憶の中に君は永遠の鳥となった

2006/09/30 (Sat)
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