詩人:樂也
雲が夕日を反射し
水たまりたちはシュールに鎮座し
風は果樹園をゆらす
この美しい町も 戦いを包含し
通行人も 無限を抱えてる
「聞かせてよ」
遠い国からきた風が
ほこりっぽい春の田舎道と
かじかむ手経由で
心にしみ込む
「聞かせてよ」
こう言ってる気がするんだ
こう言っててほしい
通行人は立ち止まる 目をとじる
世界が動いてる
通行人の無限もうごいてる
深呼吸とため息が 風になった
この思い 世界に送信したんだ
目をひらくと
足元に
雑草がゆれている
返信早すぎるんじゃないか
さすが(笑)
2010/04/04 (Sun)