詩人:剛田奇作
真冬の一瞬の風に時折熱さを感じたり 君のマフラーの中の首筋に 冷たさを感じたりそんなすぐに消えてしまいそうな事が しだいに愛おしい記憶になる春先さくらが強い風に散っていく けれど それはさくらの強い意志で 散るか散らぬか決めてるのはさくら自身で僕もそう有りたいと願う お医者さんは すぐに症状という 僕らは胸を張って 「選択」だと言おうさくらの包み込むような強さの季節で