詩人:安曇
一生懸命消しゴムで消していた真っ白なノートを一生懸命消していた何を消したいのかわからない。あなたを忘れたところで終わりになんてできないしならない、ってわかってる。一生懸命消しゴムで消してぬれたノートはボロボロと破れて消しゴムもボロボロに崩れて小さくなった。私は好きだったんだ。好きだった。もし、あなたが忘れてしまっても消しゴムで何回消しても私は、好きだったんだ。