高級スプーンの部屋
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[52552] 私は、 だ。
詩人:高級スプーン
読むのを止められても
思うのは止められない
一方を肯定して
一方を否定して
問い詰められた分
答は狭まる
僕が与えるだけ
君は失ってしまう
人ごみを
かき分けて
完成された作品には
評価は残ってなかった
無理から壊して
原石へ近付ける矛盾に
喜びや悲しみを込めて
伝わらない
日陰の声は
陽が落ちるのも知らず
まどろんで土の中へ
あと幾つ
残っているんだろうな
空白を埋める言葉は
2005/10/17 (Mon)
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