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詩人:evans
刺々しくて痛々しい
その姿からは想像できないよね
人々は皆 その姿に
何を感じているのだろう
尖っていて近寄り難い存在
華やかさとは程遠い存在
そんな風に思われることも
多いに違いないだろうね
でも本当は違う面も備えているよ
それは 内気な乙女のごとく
それは 秘めたる情熱のごとく
それは 枯れない愛のごとく
それは 熱く燃える心のごとく
可憐な花を
大きく咲かせてくれるのです
それは まるで現実社会の中で
一生懸命に頑張りつづける
健気な沢山の人達のようだね
過酷な砂漠という環境の中でも
懸命に生きているサボテン
そんなサボテンの花は
懸命に日々地道にコツコツと
努力しつづける僕らの中に
大きく秘めている可能性そのもの
「労苦と使命の中にのみ人生の価値(たから)は生まれる」
サボテンの可憐な花を見るとき
ぼくは座右の銘が重なり合いながら
人間の持つ大いなる夢や希望を
人と人との深い絆や強き愛情を
感じずにはいられないのだ
さあ芸術の秋
皆様の奏でる美しい音色は
きっとサボテンの花のように
希望、愛情、絆という
大きくて偉大で美しい花を
咲かせてくれるに違いない
(2015年10月14日 自宅にて綴る)
今夏、我が家に咲いたサボテンの花の写真に詩をつけてみました。
来月のオカリナ演奏会に向けて練習をされている石川県の鍼灸師、H先生にこの詩を贈ります。
いつも仕事、家庭、地域活動、趣味など大変且つ多忙な中で、鍼灸や漢方薬など業界のことや人間としての在り方など親身に教えてくださる先生。
いつも本当にありがとうございます。