詩人:詩奈
眠る眠る花の色個々の家少し湿った風と土の匂い遠くの何かの音だけが今を支配するちょうど青にほんの少し黒を入れて水をいっぱいふくんだ筆で画用紙を染めた空ぼんやり浮き上がったのは黄色のクレヨンで描いた半月そろそろ交代の時間だ待ち遠しく反対を眺める徐々に全ての色が変わり少しづつ全てが音を持ち段々と明るくなる風景を月と新聞配達のバイクだけは知ってるあぁもうすぐホラ雀もあぁもうすぐ朝の始まり