詩人:山羊
綺麗な目をしたウサギ
あの日の君の目だった
都会の森に迷い込んで
笑ったフリして道を探してた
魔法は無い普通の日々
寂しい顔をしながら・・
私はドコ?さ迷い歩く都会の森
隠した腕の傷は
きっと等身大のアリスだった
車窓の景色
次々に変わります
あの光りの中に
喜びも悲しみも
埋まってしまうから
だからさ迷うんだよ
闇の隙間は深すぎて
飛びこんだら戻れない
大切な事
大切な人
大切な思い出
忘れないで
さ迷うアリス
交錯するネオンの中で
闇になったつもり
心捨てたつもり
子猫を見る横顔にあの日の泣き顔
戻らないと
でも袖は隠さないと
綺麗な目をしたウサギ
あの日の等身大のアリスだった