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詩人:ライカ
゛また 会える゛って
言葉をくれた
愛しい人たちは
いま寂しい私に
会うことは無く
日々と空気を無駄に食って過ごす
私には
笑いかけてはくれないの
つまらない存在に
なっちゃったのかな?
今でも 笑いかけてもらう価値、あるのかな?
私 。
写真て、こんなに薄いんだね。
あの頃見上げた薔薇色の夕焼け
冬の鋭利な空気
君の紺のコートのやわらかな素材
紙コップの甘い珈琲の
湯気
どれもこの紙切れには写っていないようで。
素敵な思い出があるだけ、あのコよりまし。
そんな考え方、きたない?
笑ってもらう価値、ないの?
ループ... 。
愛しい君ら。
今、なにをしててもいい。
人を殺していても、いい。
人を買っていてもいいの。
この二次元の中で
永遠で、
私の居場所を頂戴。
また、会えたねって。