|
詩人:evans
鎌倉より
京の都へは
十二昼夜の道のり
いよいよ
このときが
訪れた
すべてのものごと
すべての事業は
3代で決まると
いわれる
3000年に一度咲く
といわれる
優曇華の花のように
いま
このときが
訪れた
われらは
今日より十二日のあいだ
日夜にわたり歩きつづける
京の都の夜空に
輝きわたる
美しく優雅な月のように
名もなき庶民に輝きわたる
人間勝利の月を望むために
しかし
十一夜にして
その歩を止めたならば
どうして美しき月を
眺めることが
できるだろうか
最後まで決して
あきらめることなく
われらは
歩みつづける・・・