詩人:himari
君はいつも笑っていた
青のカーテンの隙間から
春夏秋冬の風が部屋に入り込み
テーブルの上には
新商品のコンビニのジュースに
ラークのメンソールの煙草
私の煙草のicene
1Kの部屋に
思いっきり詰め込んだ二人の荷物
そこで私たちは何年も暮らしていて
君との笑いが絶えない
日常があった
君は
強がりのさみしがりや
寝るとき君は私を抱き枕にして
年下らしい可愛さがあったね
君が居るのが当たり前で
君が隣に居るのが当たり前で
当たり前なことが
どれだけ大切か
私にはあのとき解らなかったんだ
君は空気みたいだった
無くてはならない存在で
君が居たから呼吸が出来たんだ
君が居なくなったあの日
私は
何度も何度も後悔したよ
たくさんの涙を流したよ
君は言った
俺はお前の味方
君が残してくれたものは
悲しみだけじゃなかった
幸せだった日常
君が居た世界が
今でも色褪せない