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[194265] 言葉で遊んだ理由を思い出せない

詩人:たかし ふゆ

掠れた冬の匂いがまとわりつく
その理由を探しているうちに
知らない場所へと来てしまった

誰のためでもない
何のためでもない
したたかで
たおやかな偶然
その理由を思い出せない

瞳は閉じているのに
世界が見える
文字と言葉の羅列が海になる
それに飲まれる

レッスン

溺れかけたように呼吸がずれるのは
世界が一ミリ
俺を受け入れたからだ

2018/01/12 (Fri)
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