詩人:甘味亭 真朱麻呂
果てしなく続く坂道の途中で
僕らはただ一心に夢という光を目指して
がむしゃらに少し無理矢理にここまで歩いてきたけど
なぜかいつもいつも思うことがあるのさ
それは夢という錘を背負ったときから
気づいてることで
年を重ねる度にそれは重さを増してく
夢という錘はいつしか孤独へとなり
僕の心にはいつの間にか悩みの種が蒔かれていたんだ
それでも
僕は坂道を登りきることを止めはしなかった
それが僕の夢だから
諦めることは出来はしないから
負けず嫌いの僕は涙をのんで進んだよ
嗚呼
人生は振り返れば
果てしなく
思ってみれば
とても短く
不思議なものさ
そんなことを今更
考える僕は
随分、歳を繰っちまったな。