詩人:安曇
散りゆく花びら
風に揺られて宙を泳ぎ光を浴びて
刹那に輝く美しさ
ほんの一瞬でも、それが花でも
貴方に恋をしていたんだ、私はずっと
二人歩む未来を信じて見つめてた
さようなら、とも
ありがとう、とも
言えずに終わる別れがあった。
どんなに好きでも、離れたくなくても
終わってしまう、別れは悲しいね。
風に揺られ空を見上げて、空がにじんだ。
ひとりぼっちのように、心が寒かった。
さようなら、とも
ありがとう、とも
言えなかった、言いたかった
ただ小さくなる、あなたの背中
見つめていた、見つめるだけだった
あなたに恋した、私をいつか誇れるように
好きになれるように
散りゆく花びら
風に揺られて宙を泳ぎ光を浴びて
刹那に輝く美しさ
ほんの一瞬でも、それが花でも