詩人:凪都
日溜まり停滞地にて昼寝で過ごす夏至の日屋根に転がる黒鍵尻尾を丸めた黒耳に穴があるが私のお洒落じゃないけれどオッドアイは何よりの自慢なの裸足で駆け出して思い出したようにたまに振り返り首を傾げる黒瓦から瓦へ下を見ても今はいない今はもういない名前だったらしい誰もが呟いたあれが名前だったらしい