詩人:ハト
沈んでいった熟れすぎた夕焼けと赤く染まっていたあなたの横顔と色づいていったさまざまなきれいなものやきたないもの分け隔てなくなんて好きになれなかったよ山から降りてくる風が冷たくて冷たくてちぎれてしまいそうだった上の方からじわじわと濃いも薄いも数あるなかにこの気持もいつか風に吹かれて落ちて他の葉っぱに紛れてしまう色づいていった熟れすぎていた沈んでいった堕ちていった秋だった秋だった秋だった