詩人:雨蛙
喪ったあの日僕の心弱くて前に進む事など出来なくて何も掴めぬ僕の手は力なく宙を彷徨う希望は悉く崩れ去りその欠片さえ触れる事は無い喪ったあの日明日に向ける眼差しは虚ろで何も見てはいない涙に滲む僕の前微かに煌めく光は醜く歪む心に浮かぶのは世界を呪う言葉の渦鈴虫の鳴く頃喪ったあの日に別れを告げて今を精一杯生きてみるよ………