詩人:さきネコ
桃色に のぼる月それをバックに 桜の花びらがせつなく どこか冷たく けれど優しく吹き行く風に 舞っていた夜の 周りはすべて闇のその中でまるで 雪のようにかすかな光を 放ちながらこの木は静かに 揺れていた花吹雪 それは 儚くらせんを描き月明かりは その場を照らし私は 心を奪われた絵に描いたような 神秘の景色に