詩人:かけてん
家路が遠くて
倒れたってかまわない
死んだってかまわない
それが強い事のように思えていたけど
町に潜められる悪たちがいつ牙をむくか
それを考えれば知れるね
知れるね
何をするべきか
まだつかないの?
そう聞く子にも見えたかなあの横顔
してはいけないのに
分かるよね
もう少しかななんて考えている間はつけないよ
聞いてみようか
神様たちに
僕の事
君の事
繋いだ手が離れないように
もう少しだけ
生きていてほしい
神様たちにも奪えないその命
消えはしない
家路がまだまだなんて知っていたんだ
子供は知っていたんだ
あの横顔