詩人:剛田奇作
切れ長の瞳が太陽を睨み付け作業着から伸びた白い腕がボロボロの鞄をつかんでいる灼熱のコンクリートに灰色のスニーカー細い指先の、薄汚れた絆創膏ここは戦闘員の街すれ違う人々はただ前を向いている人も車も、時計のように規則正しく、動く甘えのない冷たさ美しい戦うことを、決めた者たち振り返らない、覚悟生きると いうこと