詩人:高級スプーン似
四半世紀投げ打って帆布に絵筆を走らせる油まみれのキャンバスライフ痩せこけた頬友達のいない貴方血管浮き出る白い細腕見つめ合うのはふくよかなヴィーナス好いねえ一切を犠牲にして一生苦しみ続ける行為真正面から味わって幸せそうな横顔見せんな危絵の中で謳歌する春丸みを帯びた背中に抱く負の鋭利な感情を突き立てたくなる衝動もう耐えきれそうにないぞ私の映らない瞳から今も目が離せないでいる