詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕と君が喧嘩して
すんなり仲直りした 土日とつづいた喧嘩
とても 短い喧嘩は最短記録で始まり終わった きれいに元の鞘に戻った。僕の一方的な降伏という降参によって命からがら難を逃れた
ギネスものの速さで僕らの二日間戦争は終戦を迎えた。
負傷者 一名 (僕、概要=喧嘩の末による全身打撲)。
無傷な人 一名 当然君。
そして またひとつ歴史に残る喧嘩の中で僕は理解した
女には逆らわないほうがいいと僕はわかった
こうして何事も(あり)終わった僕らの二日間戦争
敬礼!!
お疲れさん! 僕!
おいたわしや 僕よ!
まだ痛むわ この傷…
今度はお手柔らかに…
もうやだわ!
僕は犬だワン!
殴られるなら
従いますだワン!
プライドなんか
銃みたいに捨てて
従いますだワン!
だからもう喧嘩はよそう
喧嘩の火は涙で消火された
ああよかった
よかった よかった
君と僕の二日間戦争
涙と恐怖の二日間戦争
君と僕の二日間戦争。