詩人:どるとる
さよならの日に 僕は生まれた
出会いととるか別れととるか
もうこれで永久にお別れ
またいつの日にか出会いましょう
桜咲く日に僕は 生まれた
新しく咲いた花と やがて散る桜
悲しさと喜びを兼ね備えた季節
雨雲をくぐり抜ければ晴れ間に出会える
僕らは春待ち小町
通りを行くバスを見送って
風に次の行き先を尋ねて歩く
自由な翼広げて
次なる未来へ
輝きをなくした
瞳に灯る光
それは雨上がりの虹
悲しいことなど何もないさ
春待ち小町はいざ行くよ 桜は散るとも僕の決意は咲いたばかり
扉を開いたら もう立ち止まらない
どこまでも ゆけるね。