詩人:e.t.l
もう誰も傷つけたくないと
誰の涙も見たくないと
もっともらしい理由をはいて結局は逃げている
哀しいことから、自分が傷つくことから
人を好きになることは傷つくこと、傷を負わせること
それでも僕らは人を好きになる
幸せを求めてもゴールなどないと思っているのに
いつのまにか恋をしてしまう
かわりゆく人の心に永遠などないんだと言い聞かせ
いつしか永遠を願っている
運命など空想にすぎないと思い込んで
劇的な出会いに運命を感じる
そんな繰り返しの中
心から憧れるもの
いろいろな理想と現実が絡み合う恋心の中に宿るもの
『愛』という明も暗も、表も裏も、善も悪も、共に持つ憧れ
否定も、肯定もできず
ただ求めてしまう
愛し愛されたいと