詩人:はるか
その時僕等は声高らかに走り回り君は笑って時間の許す限りこの砂浜にやって来ては水平線と空が溶け合うのをながめた縛られずとらわれず全ては一瞬で可能になる事を信じた叫んで 飛んで 甘くて 自由だったはみ出た僕等の行き先は夢や希望なんてそんな綺麗なもんじゃなくただ目の前にあるその先へと手を伸ばすだけそれは それだけで僕等には十分だったさ誰かが忘れていった黄色い麦藁帽子波間に落ちて青に溶けた暑かったね… 夏