詩人:Feeling
暗い部屋の中に泣き声ひとつ
「誰も来ないで」
自分を強く閉ざす
この世の『負』が乗せられた小さな肩にそっと暖かい手
冷えきった手を暖めてくれるその手
それは壊れた心も包んでくれた
肩の震えが止まり一歩ずつドアへ近づく
闇に身を投じる為に隔てたこのドアを…
…今開けるのは容易い事だった
ドアを開ければこんなに眩しい日の光が…
そしてあなたの姿も現れる
しかし顔は見えない…
「ありがとう、みつけてくれて」
静かな笑い声は遠くに消えていった
次は私が探しに行くよ
世界のどこにいようとも
あなたの足跡を追いかけて