詩人:安曇
さよなら、握り締めている指先、冷たく心の中に入り込んだ人貴方のかけらが私を、刺している氷の刃で私をつらぬく、氷は私の温度で消えて貴方は涙を凍らし隠すきっと、私は許してしまうきっと、貴方はそんな私を知っているさよなら、握り締めて痛んだ指先なでて、一人泣く