詩人:重夏
想いが溢れて貴方に降ればよいのですが雨のように この想い貴方に降り注げばよいのですが 貴方は きっと いいえ 絶対に傘を差してしまうでしょう?そして傘を隔て私の想いは また貴方から遠ざかって行ってしまうのですね遠く 遠く貴方の衣服に触れることもなく貴方の吐息に触れることもなくただただ傘を伝う雨の雫のように流れてゆくのでしょう きっと流されてゆくのでしょう また何処までも どこまでも・・・