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[176093] 雨上がりと夜明けの唄

詩人:どるとる


うまれる 朝が
今日もまたひとつ
硬い殻をやぶって
そのまばゆさを
僕らの瞳に届ける

うまれる 夜が
今日もまたひとつ
朝を食べて
その胃袋におさめて
腹一杯になったところで月を太陽の代わりに昇らせる

悲しみも喜びもあるだろうさ
だけどさ 必ず降り出した雨はやむから
訪れた夜は去り朝がやって来るから

そう気を落とさないで
そう肩を落とさないで

雨上がりと夜明けの唄
一緒に口ずさもう

ほらね、簡単だろ
笑えばいいんだよ
泣きやんだらね

すべりこみセーフで
どうにか間に合う
そのくらいでいいよ
そのくらいがいいよ

生きてる気持ちがする

そしてまたうまれる朝が今日もまたひとつ。

2012/05/04 (Fri)
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