詩人:山羊
鴉が鳴く頃に薄暗い道を帰りゆくなんだろう この切迫感は?街灯が灯り始め歩道橋がそそり立つさぁ 孤独の心を掲げて空っぽの家に足を踏み出そうその影は聖者の行進の様に角を曲がるとあの犬が吠えている虚脱感と諦めが混じった横目を流すさぁ灯りの無い部屋に入ろうそれが全てじゃないかすれが全てなんだよ私の心が投じたいくつかの悲しい影が月明かりに揺れて