詩人:あおいろ
暗い裏路地をゆっくりと歩く
今日君が何を話すかを
僕はもう知っていて
足がすごく重たく感じて
ホントは行きたくなくて
そう思いながらも
ゆっくりと一歩ずつ歩いて行った
いつもの公園に着くと
君は俯いて待っていて
震えながら話す君が
とても悲しそうに見えたんだ
月灯りの下
僕らは別々の道を歩き出した
去っていく君を
ただ見ている事しか出来ない僕
後悔が押し寄せて来たんだ
お願いです、月よ
僕を照らしてくれないか
僕は道に迷ってしまったから
僕の進むべき道を照らして欲しいんだ
僕の願いから逃げるように
月は厚い雲に隠れていった