詩人:じゅりあ
向かい合わせた椅子
その度 怯えた子犬のように
寂しく潤む瞳をみて
「もう、これ以上は…」と思った
冷めきったコーヒー
それは 僕等の距離にも似て
長く続く沈黙の中
「もう、楽になろう…」と呟いた
「いつでも君を
愛しているよ」
このエゴがもし
君を傷つけるのなら…
もういいさ
痛みもトキメキも
全てをしまって…
「何も遂げられないことが 僕等の運命かもしれないね」
もういいさ
切なさも何かも
全てに気付かないで…
「諦めること」
今の君へ 僕に出来る
最後のプレゼント