詩人:セタラク
あなたは彼を選んだ
誰が見ても危険な穴に
あなたは自ら潜りこんで
そこに安らぎを見つけてしまった
でも、決して
寄り掛かろうとはしないんだね
もし寄り掛かってしまえば支えを失ったとき簡単に倒れてしまうからと
泣きそうな
はかなげな笑顔を浮かべて
言ったよね
そんなあなたに何をしてあげたらいいんだろう
せめて倒れた衝撃を少しでも減らすマットにしかなれない
かわりになれないことはわかってるから
せめて消えない傷がついてしまわないように
あなたを受けとめるよ
2005/04/19 (Tue)