詩人:星涼 優
ふと気がつけば小さな雨カサをさし肩をよせて歩いたあの日の夜と同じ小さなやわらかい雨雨は嫌いだといったあなたがいなくなってどれくらいの月日が経っただろうあなたが大好きだった花の季節はもう過ぎ鮮やかな緑が目に痛い独りで空を見上げいつか天気がよくなるのだろうかとラジオから流れる天気予報に耳を傾ける明日は晴れるそうだ…あの時一緒に見た真っ青な空でも探しにいこう