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[8624] 二人の弱さ

詩人:謳器

「君の存在が僕の支えなんだ
僕が君の支えになってあげようと思っていたのに」

あなたが弱さも隠さず
そんなこと言って苦笑いを見せるから
また愚かにも望んでしまう

この世界に絶対なんて無いと
思っていたのに

ほらもう
あなたを必要としている
あなたを失う事だけがひたすら怖い

弱くて、孤独で
頑ななこの心

壊れてしまいそうな
この心

だから
精一杯の勇気であなたに返した言葉は
こんなに単純

「ずっと一緒にいてほしい。」

2006/06/05 (Mon)
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