放浪ぷんすかの部屋
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[62057] 偽り王子様
詩人:放浪ぷんすか
夜に現れる偽り王子
手をとり城の中へ
優しいキスも
触れるその指も
愛おしい言葉も
嘘だと分かっていた
朦朧とする意識の中
大事にしていたテディベアも
存在を失くして
手だけはずっと握りしめていた
なんでなんでが
続く一方
気持ちは此処まで
風はどこまでも
どうしてどうしてが
続く一方
王子は姫のもとへ
夜明けと帰って行く
2006/01/05 (Thu)
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