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放浪ぷんすかの部屋


[4] 偽り王子様
詩人:放浪ぷんすか [投票][編集]

夜に現れる偽り王子
手をとり城の中へ

優しいキスも
触れるその指も
愛おしい言葉も
嘘だと分かっていた

朦朧とする意識の中
大事にしていたテディベアも
存在を失くして
手だけはずっと握りしめていた

なんでなんでが
続く一方
気持ちは此処まで
風はどこまでも

どうしてどうしてが
続く一方
王子は姫のもとへ
夜明けと帰って行く

2006/01/05 (Thu)

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