詩人:雪 螢
時折数える満月が今日に限って霞んで見える指を辿れば雲の糸絡まってて見動き取れなかった信じられる気持ちと相反に信じられない闇が満ち満ちていくかなり動揺しているそれが口惜しくて切ない照らす勇気もない癖に君の傍にいると誓った変わらない月はない涙でもう歩けないよゆらりゆらり揺れる月の鼓動がふらりふらり僕を惑わしていくつらいつらい道を過ぎれば逃げ道が見つかると思っていた日々