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詩人:ミツヒデ
哀しみの果て 孤島の地
晴天の果て 天空の地
それは他のものではないかのように ゆっくりと交じり合う
君と見た空も こんな風に偽る壁はなかった…
あのころの君は 頑固でいじっぱりで それゆえ少しでも強く握れば 壊れかけた時計細工のように 小刻みに震えてしまう 繊細な心の持ち主だった…
一緒に笑った!一緒に叫んだ!一緒に手を繋いだ!一緒に転んだ!一緒に泣いた…一緒に抱いた…一緒に祈った…
一緒に行った……あの公園は今も時を刻むのを忘れてしまってる…
あんなに勇ましかった君はどこへ行ってしまったの…?
動くことすら忘れ 臆病になって…
無知な僕でさえわかっていた…もう駄目なんだって…
ならどうすればいい!?
君なら自分に何をした…?
あの時握りしめた手の温もりは冷めずに 僕の左手の中に今だにうずいているんだよ…忘れられるわけないじゃないか…
僕も一緒に行く!そんな言葉に君はなんて答える…?
会いたい…会って君の笑顔が見たい…!ただそれだけなのに…どうして叶わないの…?どうして届かないの…?
とめどもなく溢れ出てくる涙は 大粒で 僕だけを照らしだした太陽さえ それをすべて蒸発させることすらできなかった…