詩人:弘哉
見えてるもの全て
捨てられる程度のものだ
てんで必要無いって思える
なんで?なんて聞かないで
いたってどうでもいいことだよ
でしょう?
本やテレビはいつだって
当たり前の日常を美化してる
はみだし者の俺さえも
違背は出来ないって言い切って
うざってぇことこの上ない
か弱さ演じても生きてけないよ
らんらんと光る瞳がいつも監視してるから
誰かがそっと覗いてる
もやの中から覗いてる
嫌悪に満ちた監視の瞳
いくよ寝覚めぬ俺だから
じゃれる君には冷たくて
なけなしの義と
いなめず荒ぶ
愛吟心を和ませるけど
がっつくほどのものはない
欲深くなる自分など
しのびないから
いりもしない
だども心は叫んでて
けどと心は叫んでて