詩人:黒夢
癒えることのない傷跡が誰かの手によって再び痛み出したのなら。誰も僕を放っておいてくれないのなら。誰も僕を助けてくれないのなら。もう僕は疲れてしまった。耐えることに、笑うことに、涙を流すことに。声を出すことに、耳を傾けることに、反応することに。だから今度は、誰かの手で壊されるくらいなら自分で壊したいんだ。開いた傷跡をその傷をえぐってもう一度最高の苦痛を。